不適切イベントから失言まで。コロナを巡る炎上が引き続き増加(デジタル・クライシス白書-2021年9月度-)【第68回ウェビナーレポート】
企業SNSの投稿は目的、タイミングが重要 桑江:まずは、法務省の公式Twitterです。いわゆる「Twitter構文」「オタク構文」のツイートを投稿しました。入管施設に収容中のスリランカ人女性が死亡し...
- 2021.10.06 2023.06.21
企業SNSの投稿は目的、タイミングが重要 桑江:まずは、法務省の公式Twitterです。いわゆる「Twitter構文」「オタク構文」のツイートを投稿しました。入管施設に収容中のスリランカ人女性が死亡し...
※この記事は雑誌『美楽』2021年10月号の掲載内容を転載しております。 東京オリンピック・パラリンピックの開閉会式おいて、楽曲制作担当に就任していたミュージシャンの小山田圭吾氏が、過去のいじめを問題...
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、賛否両論がありながらも開催にこぎつけた東京オリンピック・東京パラリンピック。約1年の延期に加えて無観客という異例ずくめの状況だったにも関わらず、各国の選手た...
謝罪の設計図づくりに欠かせない「事実」の把握 桑江:まずは、ご自身の考える「謝罪力」についてお伺いします。インタビュー記事の中で「一番大事なのは真実を知ること」とおっしゃっていますが、具体的にどういう...
-アクティブサポート カスタマーサービスとSNS部門の連携がカギ 桑江:後編のテーマはまず、「企業が実践するファンづくりと炎上対策」です。 田代武志氏(ネスレ日本株式会社VOC&SNSマーケティングサ...
―危機管理広報 炎上対応には法務、広報部門の連携が不可欠 桑江:最初のテーマは「危機管理広報」です。その重要なポイントとして、沼田知之氏(西村あさひ法律事務所弁護士)からは「法務視点(法的に違法かどう...
東京五輪関連の炎上事例が続発 桑江:7月下旬から8月にかけても、さまざまな炎上事例が発生しましたが、やはり東京五輪関連が多かったですね。五輪開会式を中継した韓国のテレビ局はウクライナ、ハイチの選手団を...
※この記事は雑誌『美楽』2021年9月号の掲載内容を一部修正の上、転載しております。 2020年7月、健康食品の通信販売業A社のウェブ広告が「薬機法違反」として摘発されました。問題となった広告は、サプ...
もしも、日本国内における「デジタル・クライシス史」なるものが存在するなら、2021年6月の事象はその中の1ページに刻まれても不思議ではないかもしれません。 2021年6月に3件続発 コンビニ、飲食店で...
企業やブランドの社会的意義が問われる時代 桑江:ソーシャルメディアの「炎上」が企業やブランドに及ぼす影響は大きく、企業側が発言しづらくなっている側面もあると思います。そのような状況を打開するため、生活...
アスリートはメンタルも強くあるべき? 桑江:スポーツ界では2020年5月、女子プロレスラーのA選手が、自身が出演していた番組での行動をめぐりインターネット上で激しい誹謗中傷を受けて自殺し、日本でも法改...
父親は家事・育児を「手伝う」べきなのか? 桑江:今回は、ご自身の著書「炎上CMでよみとくジェンダー論」(光文社新書)を基に、実際のCMの場面も比較しながらジェンダー炎上についてのお話を伺います。 瀬地...
容赦なく掘り起こされる過去の不適切な言動 桑江:2021年7月は、過去の不適切な発言の掘り起こしによるキャンセル・カルチャー(コールアウト・カルチャー)の炎上事例が続出しました。まずは、代表的な事例か...
※この記事は雑誌『美楽』2021年8月号の掲載内容を転載しております。 2020年5月23日、恋愛リアリティーテレビ番組「テラスハウス」に出演していたプロレスラーの木村花さんが22歳という若さで自ら命...
さまざまな無茶に挑戦した伝説的バラエティー番組 「会社に黙っていたから放送できた」 桑江:1992年にスタートした日本テレビ系列のバラエティー番組「電波少年シリーズ」と言えば、過酷で過激な企画が目白押...
電通グループが2021年1月に公表した「世界の広告費成長予測」によると、2021年の世界の総広告費は前年比5.8ポイント増の約5790億ドル(約64兆5989億円)でした。 媒体別シェアは、デジタル広...
タレント教育で最優先のSNS研修 桑江:昨今の芸能界をめぐっては、インターネットを通じたタレントへの誹謗中傷や粘着質なアンチによる攻撃が目立っています。所属タレントをネット炎上から守るため、芸能事務所...
ネット社会で高まる「内部告発リスク」 桑江:今やさまざまな企業スキャンダルが週刊誌で報じられる時代になり、企業広報も週刊誌の記者と対峙する機会が増えています。つまり、週刊誌の記者から連絡が入るというこ...
菓子メーカーがつながったコラボ企画を発案 桑江:企業のSNSアカウントではユーザーが簡単に参加でき、目的やターゲット層が明確な企画が好評を博しています。また、他社とのコラボ企画やユーザーとのコミュニケ...
※この記事は雑誌『美楽』2021年7月号の掲載内容を一部修正の上、転載しております。 021年4月、大分県の焼肉店Aにて大学生のアルバイトが厨房内で不衛生な行為をしたとして、ネット上では「バイトテロ」...
「この化粧品を使って満足」…レビューした女性は実在しない? 桑江:大手製薬会社の化粧品ブランドを巡って不適切な広告が出稿されていたことが分かり、プロモーションを担当している子会社が謝罪しました。 広告...
今や世界中の人々の生活に欠かせないインターネットコミュニティーであるSNS。その起源は2002年、米国のFriendsterというサイトのサービス開始に遡ります。 それから20年の節目となる2022年...
炎上の原因は本当に「ジェンダー」か? 桑江:ここ1年くらいですが、これほどまでにジェンダー炎上のリスクが高まっているのはなぜなのでしょうか。 トイ:女性がなぜここまで活躍せざるを得ない社会になったかと...
コミュニケーションの基盤となる消費者との共通認識 桑江:コンテクストという言葉を日本語に置き換えると「文脈」「脈絡」「状況」と訳され、「コミュニケーションの基盤となる文化の共有度合い」といった意味で使...
アンバサダーに求めるのは自社への「熱量」 桑江:さまざまな企業が「インフルエンサー」、そして「アンバサダー」を活用したプロモーションを展開しています。 両者の違いを説明すると、インフルエンサーは他ユー...
「差別」と受け取られかねない発信内容は避ける 桑江:まずは、大阪の士業団体の炎上事例から紹介しましょう。頭髪の少なさを強調した宣伝用のチラシとポスターを製作したところ、会員から「身体的特徴を取り上げる...
※この記事は雑誌『美楽』2021年6月号の掲載内容を転載しております。 2月3日、日本オリンピック委員会評議会での、森元会長の「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる。」といった発言に対して批判...
「実年者(50~60代)は、今どきの若い者などということを絶対に言うな」 これは、旧日本海軍の連合艦隊司令官を務めた山本五十六が残した言葉です。 その理由について、山本は「われわれ実年者が若かったとき...
「お困りですか?」 問い合わせが来る前にアプローチ 桑江:アクティブサポートとは、ユーザーが自社のカスタマーサービスに問い合わせるのを待つのではなく、サービスの運営側がユーザーの不満や問題を発見し、積...
コタツ記事を止められないメディアの事情 桑江:まずは「非実在型炎上」とは何かということですが、少数の批判意見をネットメディアが大げさに「炎上した」と報じる現象です。実際には炎上していないにも関わらず、...