口コミ回答代行サービス・オーナー返信代行サービス
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インターネットやSNSの普及によって、就職や転職活動をする際、「口コミサイト」で情報収集する人が増えています。昨今は「労働環境」「ハラスメント関連」「社風」「社内の人間関係」などを事前に口コミサイトで調べて応募するかを判断したり、面接に臨んだりするケースが一般的です。「口コミサイト」はその企業の評判に関する多様な情報が集まるため、効率的に情報収集するのに役立つことはありますが、すべての情報が事実とは限りません。
口コミサイトへの投稿は基本的には「匿名」によるものが多いのが実態です。そのため、その企業への採用に至らなかった人や、退職にあたって恨みを持った人、あるいはその企業を好ましく思っていないいわゆるアンチが、悪意を持って事実ではない情報を投稿している可能性もあります。加えて、口コミサイトによっては、知りたい情報を読むために、まず読者自身が口コミを投稿しないと、サービスを利用できない仕様になっていることもあります。そのため、軽い気持ちで真実ではない情報を適当に投稿しているケースも多いのです。
企業にとって「口コミサイト」に書かれたネガティブな情報は、採用という玄関に書かれた「落書き」のようなものです。事実ではない情報を鵜吞みにして、応募を手控える人が増えるなど、採用活動に悪影響が出るだけでなく、企業のブランドイメージの毀損にもつながりかねません。しかも、対策を打たなければ、半永久的にその書き込みは残ります。
採用担当者や経営者の口コミに関する悩みを解決するために、様々な口コミ・評判に対して企業の担当者が向き合い、実態について「公式に」回答・報告するためのプラットフォームがあります。そして、このサービスを導入する企業が続々と増えています。このサービスを利用すれば、ネガティブな投稿や質問に公式に回答でき、「実態はこうです」と伝えることができます。口コミはもはや一方通行ではありません。
そのようなプラットフォーム「kai」を利用して、導入後、数か月で早くも効果を実感している経営者にお話を伺いました。愛知県豊川市に本社を置く株式会社プラセスの甲村尚久社長。プラセスはプラスチック部品の金型設計から製作・成形・プレス・塗装・組立まで、一貫して製造するものづくり企業。従業員数は2609人(国内190人、海外2409人/2023年2月現在)です。
甲村社長が「Kai」を導入したきっかけは3年以上前に口コミサイトに書かれたある質問がきっかけでした。
出典:https://kai-z.net/companies/plasess/3349/
3~4年前に書かれたこの質問をずっと悩ましく思っていたと甲村社長は言います。
「ネガティブな印象を与える口コミは悩みの種ですね。一方的に書かれてしまうじゃないですか。これって取り消しもできないし。非常に悩ましいなと思っていたんです。3年から4年ぐらいの間ずっと」
「なかなか対策を打てなかったところに、たまたまシエンプレさんのkaiに出会えて。本当に効果があるのだろうかと思いながら。でもまあ、なんでもチャレンジしてみなければ、という考えで。ダメならすぐやめればいいや、と思っていた。それがkai導入のきっかけです」
kaiを導入し、その中で、プラセスがグローバル展開を推進していること、売上高は初めて海外進出した1991年の40億円から現在は250億円まで成長していること、社員数はグローバルで2500名を超えたことなどを挙げ、「中小企業のなかでは成長している企業と自負しております」と、丁寧に説明した。
口コミに反論できて「すっきりした」と甲村社長。しかも、その直後から思わぬ反応や効果が次々と生まれてきたという。
甲村社長はこう続ける。
「2022年12月ごろから、いろいろ(採用)面接をするなかで、ポロポロと応募者に(口コミ回答サイトを)読まれてくる方が出てきたんですよ。面接の際に。例えば、『どうしてうちの会社に応募しようと思ったんですか』と聞いたときに、こう答えた応募者がいました。
『今在籍している会社は、国家資格の取得を会社として推奨してくれないんです。そこを不満に思う中、会社が国家資格の取得をバックアップしているプラセスさんのことを知りました。それをきっかけに興味を覚えていろいろ調べていくうちに魅力的に感じ、応募しました』
このようなコメントをしてくれるのは、kaiを見てくれているからだと思います。その方はすぐに採用を決めました。
「また別の人は 、『いろいろ口コミがありますよね。口コミサイトの回答を読んでいって、この会社で仕事がしたくなりました』と。同じような方が昨年末にまたひとり出てきたんです」
「もちろん、口コミ回答サイトが全てではないでしょう。2022年に健康企業優良法人の認定を受けたというのもあるかもしれないし、インスタグラムで発信もしています。でも、以前は内定を4人に出しても、応諾するのはだいたい1人ぐらいだったのが、最近は5人内定を出すと5人とも応諾してくれるんです。 内定内諾率は25%から100%になった。そしてその中には、明らかに口コミサイトにしか書かれていない情報を、面接で話す応募者もいるんですね。私たちが思った以上に読まれていると感じています」
「(面接の際に)うちの会社に興味を持った理由は何ですかと聞くんです。すると『プラセスの考え方に(共感して)、この会社だったら入ってみたいという気持ちで面接に来た』という人が多くなった。我々がどのようなことをやっているのか、どんな考えでやっているのか、kaiで発信するようになってから、そのような方が増えました。kaiなどの情報を見て、来てくれているんだなと感じます」
「また、意外なところでは、在籍社員の家族にも読まれていて、会社についての理解を深め、ロイヤリティを高める効果もあるようです」
「たまに、無料の求人サイトに有料で広告を出すんです。昨年の前半に出した時には、10人ぐらい応募があったかな。それが昨年の12月に出した時には20人ぐらいに増えた。ちょっと多すぎちゃって、無料求人サイトへの広告掲載を止めました。その中の、少なくとも2人は明らかに、口コミ回答サイトを読んで来られた方だと思います。その他の増えた要因はわかりませんが、kaiを始めてから採用活動に変化が現れ始めたのは確かです」
「人材紹介会社経由で社員を採用すると、1人あたり200万円ほどの紹介料がかかる。ところが、そこを通さなくても、口コミ回答サイトなどを読んで応募する人が増えれば、その紹介料はかかりません。
実際に、直近に5人内定を出すにあたって、そのうち4人が紹介会社経由ではなかった。この4人がkaiを見て来ててくれているのであれば、200万×4人で800万円の採用コスト削減につながっている可能性だってある。そうだとすると、シエンプレさんのkaiの契約料なんて大したことないですよ」
甲村社長は、その他にも「期待していなかった効果」として、次のようなものを挙げてくれた。
・社員の家族(主に妻)がよく読んでいる
会社がどのように変わっていくのか、どのような経営をしているのか、というご家族の興味に応えられる。
・社員が読んでいる
kaiは、現職の従業員が知りたいことも、わかりやすく書いてある。
最近では、社内報的な役割も兼ねている。
・応募者の質が上がった
kaiを見て、我々の理念に惹かれ、当社にとっては優秀過ぎる人の応募もあった。
残念ながら活躍の場を提供できそうになく、採用には至らなかったが、今まで応募してこなかった人材が応募してくるようになった。
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